夏野菜の代表格”ナス”
夏になると値段も手ごろになるし、おすそ分けでいただいたりすることが多い野菜ではないでしょうか。
料理の幅も多いナスですが、ナスの皮ってどうしてます?
そこで今回は、
・ナスの皮に栄養はあるの?
・ナスの皮そのまま剥かずに使っても大丈夫?
について紹介します♪
ナスの皮に栄養はあるの?
”ナス”と言えば、ほとんど水分でできていて、栄養はあまりない、というのが多くの人の持つナスの印象ではないでしょうか。
実際はわずかながらではあるもののナスの身には、カルシウムやカリウム、食物繊維などが含まれています。
しかし、水分と糖質がほとんどで、あまり栄養は含まれていないのが実情です。
ところが、です!!
ナスの皮の方には栄養がたっぷり入っているのです。
ナスの皮には、アントシアニンというポリフェノールの一種が豊富に含まれています。
そう!あの、黒っぽい、紫の皮にこそ栄養があるのです!
アントシアニンは、抗酸化作用があり、がんの予防効果や、眼精疲労の回復、血液の浄化作用、美白、シミ・しわの防止など様々な効果が期待できる栄養素なのです。
またある研究結果では、ナスの皮が人の体内では、善玉コレステロールを増やし動脈硬化の予防にも効果的と言われています。
旬の時期の長ナスのアントシアニン量は、ベリー類の約5倍近くの量が入っています。
ナスの皮も負けてはいませんよね!
ナスの皮そのまま剥かずに使っても大丈夫?
上記で説明した通り、ナスの身より、皮にたっぷり栄養が入っていることから、ナスを食べる際は皮をむかずに丸ごといただくのが理想的です!!
理想的というよりも、積極的に使うべきです!
栄養面から考えると、ナスは皮を食べなければ意味がない・・・と言えます。
でも、皮が固かったり、色が変わっていたり、傷が入っていたら、思わずピーラーで剥いてしまうのですが。。。
そんな捨てられてしまう皮こそ!でできるメニューがあるんです。
それは・・・ナスの皮のキンピラです。
固い皮こそ、おススメ♪
千切りにして是非ご賞味あれ。
まとめ
今まで、ナスの皮は捨てていたあなた!・・・今思うと勿体ないことをしていた・・・と思いませんか?
私はこのことを知ってからはナスの皮は絶対に剥きません。
また、【ナスは体を冷やす食べ物】とも言われていますが、調理方法を工夫すれば身体を冷やす心配もありません。
夏野菜が身体を冷やすという理由は、暑い夏に合理的に熱を放出できるように、という自然の意図があるからなのです。
健康な人が食べる分には全く問題はないので、ナスの皮は剥かずに天然のアントシアニンをたっぷり摂取してくださいね。