じゃがいも芽が出たけど食べられる?どこまで取ればいい?

当サイトはプロモーションを含みます

じゃがいもの芽が出た=”毒だから食べない方がいい”と言う人もいますが、食べられるところはないの?
全部捨てるのは勿体ない・・・って思う人、私だけではないですよね(>_<)
「どこまで取ればいい・・・」とかあれば、廃棄処分を減らすこともできるのに。

そこで今回は、

●じゃがいも芽が出たけど食べられる?

●じゃがいもの芽が出たらどこまで取ればいい?

について紹介します。

スポンサーリンク

じゃがいも芽が出たけど食べられる?

発芽してしまったじゃがいもは、ちゃんとした処理を施せば、食べる事ができます!

必須事項は、

●芽を取り除く
●芽の周辺を大き目にえぐり取る
●皮はむいて調理する

です。
そしてコチラの3つ↓もプラスすることで更に安全性が高まります。

●蒸し料理、レンジ加熱するのではなく、茹でるか高温で揚げる料理にする
●赤ちゃんや幼児に与えるのを控える
●加熱の前に一旦水にさらす

これら6つの作業で、80%割以上の毒は排除できます。

一般的に食品の毒性はしっかり加熱する事で、減らすことができるものが多いのですが、じゃがいもの芽の毒、加熱では減らすことはできません。
”じゃがいもの芽”熱に強いんです!
100度のお湯で茹でても・・・毒性は消えません。

しかし、”水”には弱い特性があります。
【じゃがいもの芽と皮を取り除き、流水でしっかり洗い、水につける】ことが、加熱するよりも毒性を減らすことができるんのです。
さすがに全毒性をなくすことはできませんが、体に吸収されるものですから、少しでも減らせるのであれば、やらない手はありません!

発芽してじゃがいも自体が柔らかいものは食べられる?

じゃがいもの平均的水分量は80%。
80%前後のじゃがいもであれば、100%に近くなくても、切断すると水々しさを感じるでしょう。
しかし水分が抜け乾燥が始まると、フニャフニャで触感がなんとなく柔らかく感じるじゃがいもになってしまいます。
どれくらい柔らかい状態かどうか!?は、触感的に「多少柔らかくなってきた?」と、感じても、嫌なニオイがするわけではなく、見た目が悪くなければ普通に料理に使うことができます。
このような状態は、単純に水分が抜けただけのものなのです。
柔らかい=腐ってるとか腐り始めていると判断するのは、早とちりです。

じゃがいもの芽に含まれる毒ってどんな症状をもたらすの?

じゃがいもの芽に含まれる毒は”ソラニン”や”チャコニン”と呼ばれるものです。
これらは神経毒で、多量に摂取することで、中毒症を起こします。
下痢、腹痛、吐き気、嘔吐の食中毒のような症状であったり、めまい、けいれん、意識障害、呼吸困難などの症状もあり、重症化すると死に至るケースもあるという、あなどれない毒です。

普通にスーパーで売られているじゃがいもにはほとんどありませんが、買ってきた後に光が当たる所や照明の明るい所で長期間保存することで、じゃがいもが光合成を行い、発芽したり、じゃがいもの皮の変色が起こります。
皮が緑色になってしまったじゃがいもを見たことはありませんか?
緑色に変色した皮には正常なじゃがいもの10倍近い量の毒素が含まれています。

皮の場合も、芽の時と同じように、取り除けば食べる事ができます。
”皮をむく”というよりは”皮を削り取る”というくらい排除すれば、安心して食べることが可能です。
ただし、子供の場合は、大人に比べソラニンやチャコニンへの耐性が少ないと言われているので子供さんのいる家庭では特に注意が必要です。

ソラニン、チャコニンの有無の確認方法

しっかり芽や皮を取ったとしても、やはり心配。。。と言う方のために、ソラニン、チャコニンの有無が確認できる方法を紹介します。

軽く一口食べて、ソラニン、チャコニンが含まれていると、えぐみ、渋みを舌が感じ取ります。
もしも味がおかしいと感じたら、そこで食べるのをストップしましょう。
確認程度の一口であれば、中毒症が発生する事はありません。

スポンサーリンク

じゃがいもの芽が出たらどこまで取ればいい?

発芽したじゃがいもは、もったいないからと芽ギリギリの所で取り除くわけではなく、芽の周りも大きく取り除くことが大事です。

芽の根元からしっかりと取ります!
包丁の角の部分を使ってえぐり取るようにすると簡単に取れます。

じゃがいもの芽にも色々なタイプがあります。
パッと見、生姜のようにぽちっと出た芽とか、ヒョロヒョロっと伸びた芽とか。。。
でも、どんな芽でも関係なし!
じゃがいもの芽は全体に毒を含んでいます。
また、芽自体だけではなく、芽の付け根にも毒を仕込んでいます。
どこまで取ればいいのか?と言えば、芽の根本を2cm程度えぐり取ると安心して食べることができるでしょう。

また、芽だけでなく、緑色の皮も毒性があることを紹介しましたが、皮の場合は、芽と同様ピーラーで薄くむこうとせず、厚くむいてください!!
料理する時には、出来る限りツルツルな表面になるまで皮を削る取ることがおススメです。

⇒⇒⇒じゃがいもの保存 土つきは洗う?長持ち期間を延ばす方法は?

まとめ

じゃがいもの芽に関しては、正しい知識を持つことで食べることは可能!
シチューやカレー、ポテトサラダ、肉じゃがなど、食卓に上がる頻度が高いのもじゃがいもメニューが多いですよね。
そう!じゃがいもは人間にとって不可欠な芋!と言えるのではないでしょうか。
それだけに食べたら毒と隣合わせだなんてショッキング・・・ではありますが。

芽が出る前にじゃがいもを食べてしまうのが良いのはもちろんのことですが、万が一出ても、出た芽の除去をしっかりすれば慌てて捨てなくてもOK。
しっかり芽と皮を取り除いたじゃがいもなら安心しておいしくいただけます♪

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする