最近ではクリスマスに
ローストビーフを手作りする人が増えているそうです。
ローストビーフは、コツさえつかめれば、
自宅で簡単に作れると言われていますが。。。
自分が作ったローストビーフに
あの赤い肉汁が滴っているとなんとなく不安。。。
と言う方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は、
・ローストビーフ赤い肉汁出てるけど
食中毒は大丈夫?
・ローストビーフの生焼けとレアの見分け方
について紹介します。
目次
ローストビーフ赤い肉汁出てるけど
食中毒は大丈夫?
赤い肉汁、”血液”と思っている人が多いのではないでしょうか?
この赤い汁は、ミオグロビンというたんぱく質の一種で、
血液そっくりではあるものの、
食べると体の栄養になり害になるものではありません。
肉の血液は牛を解体した時点で綺麗に拭きとられ
生肉の段階ではついていないのがほとんどの場合です。
ローストビーフに限らず、
不潔な扱いをしてしまうと食中毒になるのは
食べ物全般に当てはまることです。
ローストビーフの食中毒の原因菌は
O-157や黄色ブドウ球菌がほとんど。
でも、これはすべての”肉”に当てはまる
病原菌です。
作る過程で、細菌が繁殖しない状態で加工がされているかどうか?
が、とても重要になります。
”ローストビーフの赤い肉汁が食中毒になる原因菌”
になるわけではないことをしっかり理解しましょう。
・・・とは言っても、
肉の赤さ加減に加え、赤い肉汁が滴っていたら
不安になりますよね。
そこで、肉&肉汁が赤くても大丈夫であると言う
二つの理由を紹介します。
牛肉内部に菌はいない
「肉は良く焼かなければ食中毒になるよ!」と
言われることが多いですが、この場合の”肉”とは
豚肉のことです。
実は、牛肉の内部には”菌”はいません。
内部には・・・
菌がついているとすれば、
牛肉は”肉表面”についています。
しかし、ローストビーフの場合、
肉表面はしっかり焼きますよね?
だから、食中毒の危険性はなくなるのです。
牛肉の表面についた菌は、
70℃以上の温度で1分以上熱することで死滅します。
ローストビーフを作る方法として、
焼いても蒸してもボイル、どの方法で作ったとしても
70℃以上の温度で1分以上熱する事は必須。
各々のレシピ通りに作れば、
食中毒になる危険性は調理の家庭ではありえないのです。
牛肉には寄生虫がいない
牛肉には寄生虫がいません。
いないと言うよりも、
人体に害を与える寄生虫はいない
と言った方が正確です!
豚肉はしっかり焼かなくてはならない!
と言うのは、豚肉には人体に害を与える寄生虫が
入っていることがある・・・という事からです。
ローストビーフは早めに食べよう!
早めに食べた方が良いと言うのは、
賞味期限的なものもありますが、
理由はそれだけではありません。
牛肉の菌は表面に入る可能性が高いと言う話をしました。
・・・という事は?
ローストビーフも切ってしまうと、
内側部分も表面に出てきて外側になる部分も出てくる
という事になります。
もちろん、レシピ通りに火を通して作られたものではありますが、
しっかり焼いた(蒸した)肉と比べると、
加熱度は低いものです。
カットした時点で、細菌感染の可能性も
出てくるわけです。
大量にまとめて作った場合は、食べる分だけをカットし、
残った分は冷凍保存がおススメです。
10日程度は風味を損なわず、衛生的に保存できます♪
ローストビーフは、出来上がったものをすぐ切るのではなく
30分以上休ませてから切ると旨み成分の肉汁が
肉の中に納まりmほとんどといっていいほど
肉汁は出にくくなるので覚えていてくださいね★
ローストビーフの生焼けとレアの見分け方
赤い肉汁が出ても大丈夫だと分かったものの、
やはり”生焼けだったら?”と言う不安が全くなくなった!
という事はないかもしれません。
そこで、ローストビーフの生焼けとレアの見分け方を
紹介します。
色で確認する
ローストビーフを切った時の色が、
薄いピンク色であれば生焼けではありません。
温度で確認する
出来上がったローストビーフの中央に竹串をさします。
中央部分で10秒ほど待ち竹串を取り出、”下唇”に当ててみます。
その時に、
●熱いor暖かい
と感じれば、ちゃんと火が中まで通っています。
中がまだ生の状態であれば”冷たい?”と感じます。
まとめ
”赤い肉汁”の原因とちゃんと火がとおっているか?
の確認方法がわかれば、
手作りローストビーフも安心してチャレンジできるのでは
ないでしょうか?
焼き上がったローストビーフを冷ますときは、
常温でゆっくりと!
しっかり冷めると綺麗にカットできます♪