家族に花粉症の人がいると洗濯物を外に干せないので必然的に”部屋干し”になってしまいますよね。
最近では、”部屋干し用”の洗剤まで発売されていますが、「部屋干しの時は、こっちの洗剤を使った方が良いのかな～？」とふと疑問が！
そこで今回は、
●部屋干しと外干しの洗剤の違いは？
●柔軟剤も変えた方が良い？
について紹介します。
部屋干しと外干しの洗剤の違いは？
部屋干し用洗剤は、部屋干しによる洗濯物のニオイを防止する能力に優れています。
部屋干しの洗濯物は、外干しと比べ、長時間衣類の湿った時間が続くので、雑菌が繁殖しやすくなります。
その雑菌が、部屋干し臭、生乾き臭が発生する原因とされていました。
その部屋干し臭や生乾き臭を一掃するかのように、部屋干し用洗剤には抗菌剤・除菌成分として”漂白剤”が含まれています。
部屋干しは、外干しに比べ、
●風通しが悪い
●乾きにくい
ということがあげられます。
そのため、”匂いのもととなる菌”が繁殖しやすいのです。
だから、部屋干し用洗剤には、洗濯の段階で、あらかじめ菌を取り除くために、”除菌成分”が入っているのです。
では、部屋干し用の洗剤を外干しの洗濯物に使ってもよいのか？と言うと、外干しOK！
外干しするのであれば、部屋干し臭の抗菌成分は必要ないですよね？というだけのこと。
外干し用として、必要のない成分は入れていない・・・ということです。
【24時間履き続けた靴下を洗い菌の数を比較】している実験があったのですが、24時間履き続けた靴下には1200万個の菌がいました。
これは、かなり臭い排水溝と同じくらいの菌の数だそうです(>_<)
そして、この靴下を、普通の洗剤と部屋干し用洗剤でそれぞれ洗濯し菌の数を計測したところ、
●普通の洗剤（外干し用）で洗った靴下→1万8000個に減少
●部屋干し用洗剤で洗った靴下→3900個に減少
部屋干し用洗剤で洗った方が、普通の洗剤で洗うより菌の数が4分の1以下に減少したとい
う結果がでたそうです！
この結果を見て見ると、部屋干し用洗剤の方が菌を減少させたものの外干し用の洗剤もかなり減っていることがわかります。
これは、普通の洗剤には、除菌成分が入っていないものの、ガンコな汚れなどに強く、部屋干し用洗剤よりも洗浄力がより高い成分が入っているということから、このような結果になったのです。
ニオイ菌や雑菌の除去からみても部屋干し洗剤を使うメリットが分かりましたが、ここで部屋干し用洗剤のデメリットを一つお知らせしておきます！！
【部屋干し用洗剤の抗菌成分は”漂白剤”なので色柄物を洗う場合、特に気をつける！】ということ。
もしも、外干し出来ない色柄物の洗濯物があれば、部屋干しするものの、”漂白剤”が使われていない外干し用の洗剤で洗うなどの配慮が必要です。
逆に、外干しする場合でも部屋干し用の洗剤を使うというのもアリ。
洗濯後に残る菌が、通常の洗剤に比べて約４分の１になるという検証もあります。
柔軟剤も変えた方が良い？
もしも、花粉症などで部屋干ししなければならない！と言うのであれば、柔軟剤も”部屋干し用”に変えることをおススメします。
外干し用の柔軟剤でも部屋干しすれば、やわらかさや香りに関しては問題ありません。
部屋干し用の柔軟剤を使うメリットは、
●洗濯じわが少ない
●汗の吸い取りが良くなる
●使っているうちにニオイ菌の増殖が少なくなる
●花粉やほこりのガードが出来る（←1番大事！）
部屋干し用の柔軟剤は、抗菌成分が配合されています。
プラス消臭成分も入っているので、室内干しの生乾きの臭いも防いでくれます。
また、速乾仕上げになっているものが多いので、室内干しなのに洗濯物が早く乾くのも特徴です。
機能的から考えると、プラスの効果が多い部屋干し用（もしくは部屋干しOK）の柔軟剤の使用をおススメします。
もちろん、部屋干し用の柔軟剤でも外干しできますから♪
価格もあまりかわりません(^^)v
我が家は”特売”の時に、大量買い～～～♪
まとめ
部屋干し用の洗剤を使ったからと言って、部屋干し臭を完全になくせるか？と言うと決してそうではありません。
皮脂汚れをしっかり落とさなければ、皮脂をエサに雑菌臭が発生してしまいます。
洗濯物の汚れをしっかり落とす条件は、
●洗濯物をため込まず、早めに洗う
●20℃以上のたっぷりの水で洗う
●しっかり洗剤を溶かす
●柔軟剤は使いすぎない
●洗い終わったら、すぐに洗濯機から出して干す
ということ♪
私は柔軟剤の香りも好きですが、日光で乾かしたあの独特なニオイも好きです。
でも我が家には花粉症が3人います。。。
洗濯洗剤も柔軟剤も部屋干し用にして室内干しの日々です。
でも、良いことが。。。
洗剤自体に抗菌除菌効果があるから室内干ししていたら、家中がすごく良い香り♪
部屋の消臭剤や芳香剤が必要なくなりました♪
