サバ缶は非常食としても逸品の食べ物ですが、日常的に摂取することで、栄養面でも健康面でもおススメされている食品です。
その味は想像以上に美味しいし、食べやすい!
魚嫌いの子供でさえも「これなら食べれる!!」と言ってパクパク・・・
そんな時、「ラーメンのお汁って飲まない方がいいって言うけど、サバ缶の残り汁はどうなんだろう???」とふと疑問に思ったんです!
気になりませんか???
そこで今回は、
●サバ缶の残り汁に栄養はある?
●サバ缶の残り汁には塩分は多い?
●サバ缶の残り汁 おススメの活用方法は?
について紹介します。
目次
サバ缶の残り汁に栄養はある?
サバのほとんどの成分は水に溶ける性質があります。
・・・ということは、サバの水煮缶においても、缶に残った汁にこそ栄養素が詰まっています。
サバ缶は、缶詰にサバを生詰めし調理されているので旨みや栄養が逃げることなく、缶詰の中にすべてギュッと凝縮されているのです!
サバは、EPAやDHAをはじめ、タンパク質、ビタミンやカルシウムがふんだんに含まれているバランス栄養食材です。
骨も食べれるし、残り汁まで・・・サバ缶最強~~~!
EPAやDHAの2つの成分は体の中で作ることのできない栄養素なので、残り汁は捨てることせず、積極的に食してほしいもの。
サバの缶詰の汁に、油が浮いているように見えるもの、これこそが不飽和脂肪酸の「EPA」です。
血液の流れをスムーズにしたり、脳の働きを活性化させることが期待できるほか、脳梗塞や心筋梗塞の予防、うつ病や糖尿病にも良いとされているので、捨てるなんて勿体ないことですよ!!
また、このEPAは血糖値の急上昇するのを抑えてくれたり、満腹中枢を刺激してくれることで食べすぎを防いでくれ、ダイエット食としても話題になっているほどです。
・・・あっ、でも、痛風持ちの方は”残り汁”おススメしません。
痛風の敵!と言われる”プリン体”が多く含ませていますから・・・
サバ缶の残り汁には塩分は多い?
ここでおススメなのが”サバの水煮缶”
水煮缶は味噌味のものと比べ、使う調味料はほんの少量です。
そのことから、減塩・低カロリー食品と言えます。
塩分比較
水煮100gあたり約0.9gに対して味噌煮は100gあたり約1.2g。
カロリー比較
水煮100gあたり120~150kcalですが、味噌煮は100gあたり200kcal程度。
メーカーや商品により塩分量の違いはあるものの、水煮缶は味付けされたものよりも塩分量が控えめで身体に優しいと言うのは言うまでもありません。
しかし塩分控えめであっても、缶詰の中には魚の出汁が出て、旨みはたっぷりです。
薄味であっても十分に美味しく味わくことができます。
せっかくの塩分控えめの水煮缶なので、濃い味付けをすると塩分の過剰摂取となってしまうので、くれぐれも注意しましょう。
サバ缶の残り汁 おススメの活用方法は?
サバの水煮缶の押し!と言えば、
・動物性たんぱく質が簡単に摂取できる!
・下ごしらえしなくていい!
・調理時間が短縮できる!
・長期保存が可能なので大量にストックできる!
・1缶100円程度とお手頃価格!
ということでしょうか。
そこで我が家で人気のサバ缶の残り汁を使ったメニューを紹介します♪
鯖缶の残り汁をご飯に!
炊き込みご飯
(材料)
・ごはん・・・300g
・サバ水煮缶一缶(汁ごと)
・生姜 ・・・15g
・麺つゆ ・・・大さじ1
・ごま油 ・・・小さじ2
(手順)
①ご飯を水分を若干控えめに炊く
②生姜は千切りにする
③サバの水煮缶、麺つゆ、ごま油を耐熱皿に入れて混ぜ、ラップをかけて600Wで約3分加熱する
④炊きあがったご飯に③と生姜を混ぜ合わせて出来上がり
温かくても冷めても美味しい炊き込みご飯です!
サバ缶の残り汁をスープに!
(材料)
・サバの水煮缶の残り汁・・・1缶分
・水・・・残り汁と合わせて300ml
・中華スープの素・・・小さじ1.5杯
・ブラックペッパー(あれば)
(手順)
①サバの水煮の汁と水を合わせて300mlにしたものを鍋に入れる
② 中華スープの素を入れ、少ししたら火を止め、あればブラックペッパーをかけ出来上がり
溶いた卵を入れて”溶き卵のスープ”も美味しいです♪
サバ缶の残り汁と卵で絶品玉子焼き!
(材料)
・卵・・・3個
・サバの水煮缶の残り汁一缶分
・砂糖・・・小さじ1杯
・醤油・・・小さじ1杯
・塩・・・ひとつまみ
(手順)
①材料を全部ボウルに入れ混ぜる
②フライパンに油をひき、中火で3~4回に分けて巻きながら焼く
我が家は砂糖・醤油・塩の若干の味付けをしていますが、サバ缶の汁だけでもOK!
まとめ
家で作ったサバの味噌煮は、骨は食べれないし、旨みや栄養は鍋へ流れている・・・と思うと”サバ缶”がいかに手軽で、かつ栄養がしっかり摂取できている優れた食品だとわかります。(←美味しいし♪)
でも、いくら体に良いからと言って食べ過ぎは厳禁です。
なんでも偏ってたべることは逆に害を与える事にもなりかねません。
色んな食品をまんべんなく・・・ですね。